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徒然なるままに、思いついたことを書き連ねます。
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自分の交友録(青年期2)
7月8日

 大学の入学式は、小・中・高と比べようもなく心が弾んだ。東京の大学には、全国から集まってくるからだ。どんな奴と知り合うのか、立教は女の子の数が多いから可愛い娘も多いだろうと、胸がワクワクした。
 入学式後、キャンパスには部活の勧誘で各部賑わっていた。自分は、高校時代ツッパッていたので真先に空手部を訪れた。立教は軟派だから大したことなかろうとタカをくくっていたのだ。道場に先輩に連れて行かれ、度肝を抜かれた。自分の髪型は、オールバックだったが、七三に分けた大人しそうな優男の先輩が、道場の板壁をブチヌキ「俺なんか強そうに見えないだろ」とうそぶいたものだ。正直ビビッた。
 しかし、乗りかかった船だから、しばらく参画することとした。当然長くは続かなかった。自分は女好きだし、キャンパス内を彼女と歩いていても先輩に会うと大声で「チワッス」と挨拶せねばならない。マージャンやっていても3年生が「次誰の番だ!」と問うと2年生が「ハ!ワタクシの番であります」と大声で最敬礼。酒を飲みに行っても「俺の酒が飲めねえか!」とドンブリに日本酒を注いでくる始末。1年や2年先に生まれただけで、軍隊じゃあるまいし、やってられるかと思った。
 幸い秋の検診で尿検査の時、糖が出たのでそれを理由に退部した。今から思えば、その頃から糖尿病の気配はあったのだ。
 結局、卓球やテニスの同好会に顔を出したり、自分達仲間で”プレイボーイクラブ”を発足し、ダンスパーティやらロック演奏会やら、他の女子大との合同コンパ・旅行など徹底的にハメを外した。
 4年間、自分はマージャンと女に明け暮れていたツケが、今回って来ている。学生時代から将来を見据えていた奴等は、国家試験を取得したり、一流企業就職のための勉学に勤しんでいた。
 プレイボーイクラブの1年先輩の会長も4年になると「俺に会いたければ図書館に来い」などとすっかり人が変り、現役で公認会計士の資格を取り、早々と独立。今では数社と契約し、立派な事務所を経営している。自分は法学部で、河内出身の親父がヤクザの幹部だった西川と親しくしてたが、彼はマージャンはやっても、授業はまじめに毎回出ていた。「俺が何のために大学来た思うとるんや?」彼は、高卒で組入りしたらしいが、組でも法律の必要性を感じての23歳で入学してきた変り種であった。その他、競馬狂いの加藤、親が死んでもマージャンに狂っていた梶原、俳優の中島久之(子供の頃より劇団雲所属)中川ダンス教室の御曹司中川、メンズルートコヤマの御曹司小山、田中角栄が保証人という十見(三人とも超プレイボーイ)堀切辺りで知らぬ者はいないという西入など個性ある面白い奴は一杯いたが、今でも付き合っている親友が四人いる。その中でも四橋が圧巻だ。親父は岐阜の県会議員を何度も務めたが、息子の彼は、高校時代、柔道で全国制覇、大学ではボクシング部のキャプテンで戦績も素晴らしかった。彼の実家に遊びに行くと、近くの柳ヶ瀬を案内してもらったが、肩で風を切って歩き、柄の良くない連中も皆挨拶して、除けて通っていた。ヤクザになった友人はいるが、ヤクザ顔負けの一般人は、彼しか知らない。学生時代にも東京のヤクザとの立ち回りを広げた。池袋にしろ、柳ヶ瀬にしろ、当時はガラが悪かったのだ。
 二人目の親友古田は、卒業後駒ケ根で法律事務所を開き、今では、地元の飲み屋街のバーに行くと先生・先生とおだてあげられ「いい娘が入りましたよ」と客についているホステスも優先的に紹介されている。フィリピンを始め、台湾・中国・韓国等を雇う店の面倒を見ている。
 三人目の河本は、学生時代英語が弱く、追試を代わりに自分が受けてやっていた。そんな奴でも親父が大会社の社長で、卒業後海外留学させてもらい、日本に戻ってきた時には、英語ベラベラ。今では親父のあとを次いで大会社の社長に納まっている。
 最後の新井は、兄貴が池袋の風俗店を経営しておりヤクザを用心棒として使用しているヤクザ以上の人だが、その兄を手伝うため一流企業を退職し、ボッタクリ店のマネージャーをやっていた。何度も警察に呼び出される謝り役だ。そんな生活が嫌になり、兄貴と喧嘩して堅気の会社を興し独立した。今では立派な経営者だ。
 皆楽しい奴等だ。今でも会って飲めば昔話に花が咲く。とにかく、大学4年間はアッと言う間に過ぎた。充分青春時代を謳歌したと思う。
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